結婚披露宴に出席されなかった方へのお返し

お返しの基本的な知識

 

 

まず気になるのが結婚内祝いの金額についてだと思います。結婚祝を現金で頂いた場合には、頂いた金額の三分の一から半分あたりが常識的な目安となっているようです。

 

現金ではなく品物で頂いた場合には品物の想定金額の半分を見積るのがいいでしょう。結婚内祝い(お返し)を贈る時期については、結婚式をした場合であれば、その日から遅くても一ヶ月以内には贈るようにします。結婚式をせずに入籍だけをしたという場合でも、やはり同様に入籍の日から一ヶ月以内を目安に内祝を贈るようにするのが基本的な礼儀です。

 

披露宴に出席してもらったうえに更に高額なお祝い金を頂くこともあると思います。そんな時には本来は披露宴での料理と引き出物でのお祝いのお返しをするので、改めてお返しは必要ないのですが、それでもお返しをするという場合はのしに「御礼」と書いて品物などを贈るのがいいと思います。

 

こうしたお返しについては、その品物の種類やお祝い金を頂いた人とのおつき合いの程度、品物を頂いたタイミングに応じて、お返しも対応していかなければなりません。

 

お返しには10本の水引で結んだ「結び切り」ののし紙を使用します。「結び切り」は一度結ぶと引っぱってもほどけないので、重ねて起きては困る、一度きりでよいことがらの場合に用いられる形式です。10本の水引は、5本と5本の2色の水引をあわせて10本にすることから、新郎新婦両家が一つにまとまることを意味するともいわれています。表書きは「内祝」とします。